2012.9.8-9 『みえないけれど、在る』 -やわらかなやわらかさ vol.2-  矢野まり / 雨宮愛 / 栗原優 3人展のご案内‏

昨年のちょうど今頃、堀切菖蒲園、aire amenoにて、
「やわらかな やわらかさ」の第一回を開催してから、早くも1年が過ぎました。


次回は6月頃、、なんて言っていたのですが、とうとう、秋になってしまいました。


それでも、私たち3人は、それぞれ新しい変化もありながら、今年も、3人らしい空間を作れたら、と
集まり、自分たちの言葉で語り合い、そして、それぞれのものをつくりはじめました。

ご案内が直前になってしまったこと、申し訳ありません。

もし、ご都合がよろしければ、秋のはじまりに、再びみなさまにお会いできることを、
心から楽しみにしております。


以下、展示会の詳細です。

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『みえないけれど、在る』 -やわらかなやわらかさ vol.2- 
矢野まり / 雨宮愛 / 栗原優 3人展
 –絵とお菓子とアクセサリー−
2012.9.8sat―9.9sun 12:00〜18:00(9日は17:00まで)
ちいさな交流会 9.9sun 18:00〜20:00(参加費:¥1500)
※交流会参加をご希望の方は、9/7friまでに、ご予約のご連絡をお願いいたします。
ご予約はこちらまで yawarakana.yawarakasa@gmail.com

会場 aire ameno
〒124-0006
東京都葛飾区堀切4-9-7 amemiya building 3F
京成線 「堀切菖蒲園駅」下車、徒歩1分。建物左側奥が入り口です。



『みえないけれど、在る』

  • 今をかたちづくる、かたちないもの-

ひとりは絵を描き、ひとりはお菓子を作り、ひとりはアクセサリーを作る日常。
3人はある時、そんな自分たちの世界を持ち寄って、忘れかけていた日々のちいさな幸せに出会えるような
おだやかな場をつくりたいと語らいました。

今それぞれが感じていること・・・。
変わってゆくこと、変わらないでいること。
本当に大切なことは、日々のふとした美しい瞬間にあること。

おいしいコーヒーを味わうとき。
心響く音楽に耳を傾けるとき。
ポストに届いた手紙をひらくとき。
緑をなでてゆく心地よい風にふれるとき。
朝の澄んだ空、夢見るような夕焼け、暗闇に浮かぶ満天の星の中で過ごすとき。
ゆったりとほどかれた時間に、ふと、つながるたくさんのひとや大切なことを想います。

みえないけれど、たしかに「在る」もの。
その存在をいつも確かめながら、一歩ずつ歩んでいきたい。

秋のはじまり。3人の織り成すやわらかな空間へ、どうぞお気軽に遊びにいらしてください。

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ひっそりとした時間

だいぶ間が空いてしまいました。



10月から新しい仕事について、走り続けた半年間。
もっとできたこともあるし、十分にがんばったと思えることもある。
それから、本当にほしいと思ったものやストーリーに出会えた時の、とびきりうれしそうな笑顔に出会う
喜びも、この仕事で実感を持って知ることができたことは、しあわせなこと。



でも、いつも行きつく思いが、自分で納得のいくものを選びたい、お勧めしたい、作りだしたいということ。

たとえば、ものと自分の気持ちと静かに向き合えるような空間がいいとか。
今、毎日たくさんのものと、たくさんの人がいる場所で働いているからか、
ひっそりとした時間がとても大切で、必要。


丁寧に作られて、選ばれて、ふとそこにあるだけで、じんわりと心がふるえるような、

そんなものだけを集めて、空間と時間が作れたらと思う。



そう思う心と、そんなことは夢物語で、無理だと思う心とが、いつも行ったり来たりして、

結局中途半端なところで、もがいています。


現実は現実として受け止めるとして、
春に開こうと思っていた「やわらかなやわらかさ」は、少し先の6〜7月になりそうです。
詳細が決まったらまた、発表します。

このメンバーは、私の人生の軸をいつも強くしてくれる、そんな存在です。

本当に思っていること、心地よいと思うこと、素直に言葉にして、耳を傾け合える仲間です。
夢物語を語るというより、本当の気持ちをかたちにするために語っている感じ。

必要な語らいです。

彼女たちと夏にまた一つの空間と時間をつくれることを、私自身、とても楽しみにしています。

最近は、自分が身につける分しかつくれなくなってしまったけれど、
身につけることで気付くかたちがあることを知りました。

8/28 ワークショップ風景

8/28に開いた、初めてのワークショップ「ボタンのアクセサリー」。


そもそも人が集まるのか、、とか、人に教えられるのか、、とか、

不安はたくさんありましたが、

楽しんでやってみようよ〜という合言葉のもと、やってみたら、

これがとても楽しく、よい経験になりました。

この3日間で、もっとも楽しかった時間と言ってもよいくらい、

私も来てくださった方も、みんな集中した濃い時間となりました。



今回は、古いボタンや、外国の面白いデザインのボタンを使った

ブローチやヘアゴムをつくる、という内容でした。

金具にテグスで素材を結び付けていく、簡単なつくりかたです。



はじめに、イメージをふくらましながら、素材を選んでいただきました。

この作業が一番楽しいです。色やかたちの組み合わせをわくわくしながら考えます。

赤にしようか、緑にしようか、、これもかわいい、あれもかわいい、、



次に、配置を決めます。レースを下に敷こうか、この色とこの色を隣り合わせて…


いよいよ、テグスで素材を台座に固定します。真剣な手つき、、


みなさんの作品が完成!
「やわらかな やわらかさ」という展覧会タイトルによくあった、
優しい雰囲気の作品が仕上がりました。
初めてとは思えないほど、色の組み合わせや、レースの使い方が上手で、
私もとても勉強になりました。


私の不手際で、テグスを通しにくいレースがあったり、針が使えなかったりと、
反省点も多数ありましたが、終わった後、みなさん口々に、
「こんなに集中したのは、ひさしぶり」、
「つくっているのは小さな世界だけれど、頭の中はフル回転でした」、
と、充実した時間を過ごしてくださった感想をお寄せいただき、
本当に、ありがたかったです。

私自身も楽しいひと時を過ごすことができました。

あらためまして、ご参加いただき、ありがとうございます。


次は何のワークショップをしよう、、と今思案中です。

ぜひ、また多くの方と、手を動かし、頭を動かし、楽しい時間をつくれたらと思います。

「やわらかな やわらかさ」 会場風景

3日間だけの展示でしたが、初日から最終日まで、常に常に会場風景は変わっていたと思います。


すこしずつ、自分たちの気持のよい空間へと、変化していきました。


そんな様子を少し、ご紹介いたします。


初日はあめふり。しっとりとした空気が流れました。



矢野まりさんの作品。とりが気持ちよさそうに飛んでいきます。


私の展示には、カズさんのおじいさまのテーブルと引き出しを使わせていただきました。
古いものが持つ器の広さというか、しっかり受け止めてくれるたのもしさ。
オランダの蚤の市で見つけてきたレースの布をしきました。




1か所は流木をお借りして、海や水のイメージに近いものを集めました。



あいさんの手作りチーズケーキ。甘酸っぱいラズベリーが効いています。


夜の風景。外の光とはまたちがった、幻想的な時間でした。

「やわらかな やわらかさ」無事終了 ご報告

8/26〜28、「やわらかな やわらかさ」@aire amenoにお越しくださったみなさま、

作品をご購入してくださったみなさま、

この度は、本当に、ありがとうございました。



無我夢中で準備をして、迎えた3日間。


3人ともグループ展はほぼ初めてで、

戸惑うことや、反省する点もたくさんあったけれど、

aire amenoの、あたたかみのある白い塗り壁と床の空間に、

それぞれの作品が溶け込んで、たくさんの窓から光がふりそそいだ瞬間、

とても幸福な気持ちになりました。



一緒にやってみよう!と声をかけ、展示会の進行についてすばらしい助言をくださった

絵描きのまりさん、

会場をこころよく貸してくださったあいさん、カズさん、

そしてご家族のみなさま、堀切のまちの皆さま、

遠くから応援のメッセージや、お花の贈り物を届けてくださった、友人知人に、

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

こんなにも祝福されて、この時を迎えることができたことが、

何よりも幸せなことです。




今まで、つくる、ということをしてきて、

つくる作業にのめりこめばのめりこむほど、そこがゴールのような感覚になって、

その先の「人」が見えないような時期もありました。



今回、はじめてワークショップもおこなって、

つくる楽しさをみんなで共有したり、

他の方がつくる世界を体験したりして、

「つくることを通して、人とつながる」ということが、

素直にすごく楽しかったです。



そしてこれからも、人とつながるものづくり、空間づくりが

自分のしたいことなのかな、と思いました。

いつか自分のお店を、作り手と使い手をつなぐような場所をつくりたい、

という夢は、ますます強く実感されて、

小さな一歩だけれど、少しずつ、少しずつ進んでいる気がします。



ご購入いただいた、作品は、昨日発送いたしました。

それぞれ、とてもよく雰囲気が合う方のもとへ、お嫁にいくことになり、

つけていらっしゃる姿を一目見たいという思いが、ふつふつとわいてきています。

わがままなお願いですが、、

また何かのイベントのときに、つけていらっしゃる姿を見せていただけたら、

とてもとてもうれしいです。



オーダーいただいた作品は、これから順番につくり、

でき次第、メールにてご連絡いたしますので、

今しばらくお待ちくださいませ。

はじめの気持ち

いよいよ、「やわらかな やわらかさ」開催まで、1週間を切り、

最後の調整段階に入りました。



3人とも他の仕事や活動をしながらの中、お互いの暮らしや心を気遣いながら、

進めてきた今回の企画。

一緒に楽しんでくれる2人とそのご家族、

クロージングパーティのライブに快く出演してくれるもりちゃんの協力なくしては、

とても進められなかったと、本当に、みんなに感謝しています。



今まで、お店に作品を置いてもらうことはあっても、

きちんと企画として、展示会をすることは今回が初めてで、

不安ばかりを口にしてしまっていたことを、反省しました。



そんな中、一緒に企画している2人始め、

DMを受け取ってくれたり、このblogでイベントを知った友人や家族が、

「今はとにかくつくることを楽しみなよ」、

と背中を押してくれて、あぁ、そうだった、大切なことは、心をこめて、楽しくつくることだった、

と思いだしながら、今、この時間を過ごしています。



北海道から帰ってきて、関東でまた新しい暮らしを始めて、

また今、ちょっと暮らしが変わりつつある状況にもあり、

それでも、そういう環境の変化の中でも変わらずに大切にしたい気持ちや、

あちこちでつながった人や、見てきた風景、食べたものから影響を受けて、

変化した気持ち、そういうのを、少しずつ、少しずつ、自分の中でろ過して、

手の中であたためて、外の世界へ出していく。


手に取ってくださった方が、思わず笑顔になるものを、、

はじめの気持ちを、もう一度、思い出しながら、この1週間をしっかりと駆け抜けたいです。




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いつもはじめは腹ごなし

イベント準備のために、足を運んでいる会場、aire ameno(アイレアメノ)。


そこは、友人夫妻がこれからギャラリーやイベントスペースとして再開しようと

している素敵な空間です。



お料理が得意なお二人には、いつもいつもごちそうになってしまって、

最近は忙しいはずなのに、私は徐々に太ってきています〜

でも、本当においしい、そして美しい食卓です。


オイルや味付けは控えめに、野菜など素材の味がしんみりとする、
優しい手料理。


そのやさしくておいしいお料理を食べた後、私たち3人は、会場に入り、

3人でおでこに汗して、全体のレイアウトやディスプレイを決め、

もうすっかり準備が出来上がった気分になっています。


まだまだやることがたくさんあるのですが…



そんな友人夫妻の手料理のご紹介。

先週の打ち合わせでは、ワッフルとジェノバソースのパスタをいただきました。






イベント開催中は、彼女のお茶とお菓子がご用意されています。
メニューはこれから決まります。お楽しみに!