海と夢さんぽ

友達と葉山の海をゆっくり歩いた。

ピスカリアでシチリア料理を食べ、ミントティを飲んでから、ぶらりぶらりと浜辺を歩く。


とりとめのない話ばかりだけれど、波の音がふたりの呼吸を合わせてくれる。


砂を手ですくい上げては、さらさらと風にふかせてみる。
久しぶりの感触。
子供のころに戻ったような、あたたかくて切ない気持になった。

兄弟が野球をして、とにかく元気にはしゃいでいたり、
波を追いかけてひざまで海水につかる子供がいたり、、
冬の海もなかなかにぎやか。


来年のいまごろは、私たちはそれぞれ遠くにいるなぁと思いながら、
ゆっくりとカーブした浜辺をなぞるように歩いた。



逗子から信濃町へ。
知人のマリさんの個展をはじめてみせていただく。


光にあふれた夢のなかを、ゆっくりとだけど、しっかりと歩いて行くような、
あたたかくやわらかいのだけれど、凛とした強さもあるような、
そんなマリさんの作品たち。


この丘の向こうに、トナカイがいるんじゃないか、とか
この森のどこかに、リスがひそんでいるんじゃないか、とか、
いろいろ想像が膨らんで楽しかった。

ソンベカフェにも早いうちに行きたい。