ものをつくるということ

ちいさなころから、ものをつくることが大好きでした。

何でも自分の手の中からできる、そんな気がしていました。

そう思っていたのに、だんだん、ものがうまくつくれなくなった、、


つくりたい、より、つくれるのか、先に考えてしまうようになった。
I want to make it!よりも、I can make it...?というように。
簡単に作れそう!と思っていたものが、意外と作れないと、イライラしたりした。

ものをつくるということ以外でも。
できることをやる、できるからやるということが増えた。

そうやっていくうちに、自分がひどく狭苦しく、小さなことにこだわる人に
なってしまった。


時間がないというのをいいわけにしてきた。
忙しいというのをいいわけにしてきた。
本当は、これも自分の好きなことじゃないかもしれない、と言っていいわけしてきた。


好きなことの中にも、大変なことや、きらいなことや、面倒くさいことがたくさんあって、
それは、好きという気持ちが強くあれば乗り越えられると思っていたけれど、
どちらかというと、好きという気持ちで乗り越えるんじゃなくて、
嫌いにならない程度に、そういう面倒を引き受ける覚悟をするという感じに近いのかも
しれない、と最近は思うようになりました。


そしていいこと、うれしいことがあったときは、手放しで喜んでしまうということも
大切なんだなと思う。

手放しで喜ぶことに、うしろめさを感じるなんて、やっぱり、ちょっと悲しい。

うれしいことがあったときは、思いきり喜びをかみしめる、そのくらい元気な気持ちで
いたいです。