釧路のこと。

2週間で2回の引っ越し。
あわただしい日をやり過ごしたけれど、落ち着いて考えると、なかなかできない体験をしたと思う。



釧路でおしえてもらったこと。


雨が多いのは、湿原を潤すため、恵みの雨。

本当に美しいのは短い夏よりも、凛とはりつめた厳しい冬かもしれないこと。

さようなら、よりも、また会おうね、で別れることのうれしさ。



約1週間しかいなかったのに、ここで出会った人、見たものは、
私にとって北海道っていいところだー、と思える、ちゃんとしたあったかさのある出会いだった。

まちの絵本屋さんとの出会いから、湿原散歩ツアーへ参加して、
こどもたちやまちのおとなたちと一緒に、肩書きもなにもなくなって、
ただ、自然の中を歩く人、として、自然の美しさや心地よさを体験し、語る。
素晴らしい時間だった。


この時間の楽しさを伝えたくて、
湿原で見た光るような黄色のお花と若葉のめぶき、教えてもらった雨の理由をイメージしながら、
手を動かしたら、こんなコースターができた。


絵本屋さんの方にお贈りしたら、後日、さっそく使っていただけたとのことで、とてもうれしく思う。
思いを込めて作る先に、だれかの喜びが広がっていく景色を想像する。

ものをつくる喜びは、それがすべてと言えるかもしれない。