sky blue book cover by Ito-project

Souriante2010-06-12

釧路に越して、家事をしながら、これからすべきことを考えて、もやもやしていたころ、

一通のお手紙と、小包が届いた。



開けてみると…


空色のブックカバー。
私の好きな水色。
あたたかみのある、少しグリーンがかった色に、レースの大きなお花が、
ぽっかり、浮かんでいる。かわいい。



制作者は、今、岐阜に住んでいる友人。
以前に、Natural Highという野外音楽フェスで、山梨の山奥で一緒にコーヒーを淹れさせてもらって以来、
イベントで会ったり、お手紙をしたり。



彼女は今、地元に帰って、
Ito-projectという、印刷屋さんで、廃材になった生地を使ったものづくりに取り組んでいる。
「はぎれ」は組み合わせると驚くような表情を作り出す。
ちいさな布が集まって、一つの絵を描く、そんな物語のような作品が好き。
このブックカバーもその一つ。

*Ito-project*
http://www.musublog.jp/blog/itoproject/



環境や健康のことに関心の高い彼女は、私にとって、スローに暮らすことの楽しさを教えてくれた人。



しゃべり方やご飯の食べ方がゆっくりな私は、一見スローに見えるのだけれど、
わりとジャンクに育ってきた。
それが悪いとは思わないし、今、こうして元気なのだから、問題ない。
でも、これから自分の家庭を築き、暮らしていく中で、
身体にいいものを食べたいな、とか、できるだけ環境によいようなものを買おう、と
漠然と思い始めていて、ただ、どこからはじめたらいいか、よくわからなかった。



自然食品のお店というものがあることを教えてくれたり、
そこの無農薬の素材で、とびきりおいしいバナナケーキを焼いてくれたり、
そして、今、ここに、リサイクルした布のかわいいブックカバーを届けてくれたり。
彼女の生活スタイルが、今の私に与えた影響はとても大きい。


ようやくはじめたベランダ菜園(しそ、イタリアンパセリレモンバーム、タイム)↓





共有した時間はまだ少ないけれど、
根底に流れている空気が、日々、感じていることが似ている。
だから、お互いの言葉や、行動がすごく響いて、
一緒になにかしたい!と心から思う。

これからもよろしくです。
そのうち岐阜に遊びに行きます。