demenager de Kushiro a Tomakomai

coasters

車で6時間とちょっと。
苫小牧に着いた。

途中、北海道らしい景色をいくつも見た。
道東から道南へ移動するので、だんだんとあたたかくなるのだけれど、
それが植物に現れて面白い。
黄色いお花のたんぽぽは、あたたかいまちに近づくにつれて綿毛畑になり、
新緑もちょぼちょぼの若葉から、ふさふさした葉の大きな木へと変わっていく。





着くと、2人とも想像以上に疲れていて、
まちの様子もわからず、夕食をとるお店を探すと、
商店街に感じのいいバーがあった。

マスター一人でやっているみたいだけれど、
とても迅速かつ親切な対応でうれしい。
寒くて、あたたかいお酒を飲みたくてホットワインを探すけれど、
メニューになくて、しかたないからそのまま伝えると、
すぐにあたためてレモンをしぼったものを出してくれた。


スペインオムレツとチキンのトマト煮が特においしかった。

味がおいしいというのもあったけれど、やさしい人がいる、いいお店がある、
ということに感激したのだと思う。





外食ははじめの2日間のみで、今は毎日手作りごはん。
こっちはほっけの開きがおいしい。
家で焼いても、居酒屋よりもおいしいほっけが食べられるからうれしい。



彼の帰りを待つうちにいつもおなかがすいてしまうのだけれど、
スナック菓子を食べる気にならず、
懐かしい焼き菓子を作ってみることにした。



「ヨーグルトポムポム」


子供のころ、母が簡単だから、とよく焼いてくれて、社会人になってから
懐かしくなってレシピを調べて焼いてみたら、これが絶対に失敗しない、不思議なケーキ。


ポム=pomme(仏:りんご)からきている名前だと思うけれど、
ヨーグルトとりんごの焼き菓子で、バターではなく、サラダオイルでつくるから
さっぱりとしている。


<recette (直径18cm丸ケーキ型1個分)>

・りんご:3/4コ
・レモンしぼり汁:半個分
・卵:3コ
・薄力粉:150g
・ベーキングパウダー:小さじ1と1/2杯
・サラダオイル:30g
・お砂糖:80〜100g(お好みで)
・ヨーグルト:150g

1.リンゴはよく洗い、皮つきのまま4つに切ってから芯を取り、
  5mmくらいのイチョウ切りにする。
  レモン汁をかけ、あればシナモン、ハチミツ、ラム酒を適量かけておく。

2.ボールに卵、ヨーグルト、お砂糖、サラダオイルの順にかき混ぜながら入れる。
  よく混ぜる。

3.薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいながら、2に入れ、さっくりと混ぜる。

4.3にリンゴを入れ、さっくりと混ぜる。
  サラダオイル(分量外)をぬったケーキ型に流しいれる。
  あれば、くるみを砕いて飾る。
 
5.190度に予熱したオーブンで、約40分焼く。
  途中、上が焦げてきたら、アルミホイルでふたをする。
  串をさしてつかなければ焼きあがり。



今日は、お料理の得意なカメニイさん(干すひと)が送ってくれた刈番茶とともにいただきます。