東京の空 北海道の空

先日、パーティのために、都内へ戻っていたけれど、夏らしい暑さに、ちょっと嬉しかった。

こんなことを言うと、毎日暑いみんなから怒られそうだけれど、懐かしい夏のにおいがして、

蝉の声も耳に心地よかった。

(途中からやはり暑すぎると言ってばててしまったけれども。。)




東京は、建物が大きくて、空が狭い。

でも、それはそれで、建物と空のコントラストがきれいな場所もある。

特にガラスに映る青や、街路樹の木漏れ日が白い壁にあたったときにできる、もやもやした影のゆらめき。

壁の落書きも、あざやかなタイル張りのテナントの壁も。

人の営みとか暮らしが見えると安心する。







北海道の空は、圧倒的に広い。

空だけじゃなくて、海も、草原も、森も。

パリにいる友人からメールが来て、

「東京よりも生活のリズムがゆったりしているでしょう?」

というようなことを書いてくれていた。

彼は、2004年の冬に北海道に来て、その雄大さに触れたことを懐かしく思い出しながら、

そんなメールの文章を書いてくれたのだと思う。

もう5年ぶりくらいのメールなのに、気がきく言葉に、彼の人柄をあらためて素敵だなと思った。




この北海道の自然みたいに、広い心になれたらと思うのに、

実際は、なかなかむつかしい。


もう少し、ここの空気を吸って、ここのものを食べていたら、少しずつなれるかな。



以前、鎌倉のソンべcafeで食べた野菜のフォーを思い出して、北海道野菜で作って食べたらおいしかった。