いいこと、もうひとつ  「ミニバラの花」

いつもいいことさがし、、それが夫の口癖です。


私はわりと自分は明るい方だ、と思っていたけれど、
夫との会話の中では、自分はネガティブな方なんじゃ、、と自分を疑うほど、
夫はポジティブです。
自然にポジティブというわけでなく、意識的に「そうなってほしくないことは口しない」のだそう。
私にはできない、、と早速ネガティブなことを思ってしまいますが、
それで2人はどうにかこうにかやっています。


そんな彼を見習うわけではないけれど、ちょっとしたいいことを
「いいことさがし」と名付けて数えること自体は、なかなか楽しいなと思います。


仕事が決まったことに加え、ちょっとしたいいこととしては、
「ミニバラの花が咲いたこと。」


マンションでお庭がないので、土が恋しいと思い、せっせとホームセンターで買った
主に食べられる植物を植えていましたが、緑ばかりでなんだかさみしいなと思い、
特売にかけられていた「ミニバラ」を買って植えてみました。


せっかく植えるんだから、、と一応、お花屋さんのHPなどで育て方をチェックします。


バラというのは、とても繊細なお花らしい。
驚きました。葉に水がかかるように水をあげると、葉が病気になったり、虫がつくからだめだ、とか、
花が咲ききったら、すぐに、5枚葉の上でカットし、次のつぼみができるのを促す、、とか。。


これまた、「私にはできない」と思いましたが、ミニバラがかわいいので、
ちょっとした手間なら、時間はたくさんあるのだからできるかも、と思い直し、
毎日観察して、「植物日記」をつけています。


ここに書いている「ミニバラの花が咲いたこと」というのは、2つ目の花が咲いたことなのです。
1つ目の花は、買った時にすでに咲いていたので、特に感動はしなかったのですが、
その1つ目をきちんと5枚葉の上でカットし、他にもこまごました痛んだ葉を取り除いたりしていたら、
2つ目のつぼみがいつのまにかできていて、そして咲きました。


太陽の光を受けて、きらきらと輝くミニバラの花。
はじめは強い色をしているけれど、咲ききるころには淡い色になるから不思議。




そんな2つめも、昨日、いよいよ咲ききったので、5枚葉の上でカットし、
切り子のグラスに活けました。バラの黄色とグラスの赤。
とてもきれいです。


毎日毎日、植物は育っています。
バジルは摘み取った翌日には、もう、次の葉が3mm程度まで膨らんで、どんどんこんもりと茂ります。
ひからびたニンニクを土にそっと隠しておいたのも、
いつのまにかのびるのようなひょろひょろの芽が出て、たくましく育っている。


私もこの土地にもう少し根をはりたい気持ちが、少しずつ湧いてくるのでした。