「くまとやまねこ」
「くまとやまねこ」という絵本が送られてきました。
- 作者: 湯本香樹実,酒井駒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/04/17
- メディア: 単行本
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送ってくださったのは、釧路で出会った絵本・児童書屋さん、プー横丁さんです。
プー横丁さんのブログ「ガヤガヤ通信」はこちら↓
http://43tai-ehon8.jugem.jp/
プー横丁さんが揃えているのは、「絵本・児童書」と言っても、大人が読んでも楽しめる、
内容が濃くて、心にすっと届くような本です。
私はプー横丁さんから、「定期便」というかたちで、毎月、本を送っていただいています。
私が好きそうなお勧めの本を、プー横丁さんが選定し、送ってくださるというシステムです。
その本が届いたら、私から本代+送料を振り込みます。
釧路から引っ越さなければならなくなったことをきっかけに、はじめた定期便も、今回で3回目。
そして、記念すべき第3回目の本が「くまとやまねこ」という絵本でした。
クラフト紙のような茶色のベースに、黒い木炭のようなもので描かれた素朴な絵の表紙と、
それに続く中表紙のあざやかだけど優しいピンク色に、まずは、ノックアウトされてしまいました。
出だしから素敵な雰囲気です。
内容は、読まれる方も多いと思うので、ここではあえてご紹介しませんが、
途中から涙が止まりませんでした。
私が感じたこの本のテーマは、「友達」。
たくさんのことを共有した友達との思い出は、かけがいがなくて、勇気をくれるもので、
そして、そのことは、他の人にもやさしくできることにつながっているんだなぁということ。
昔のku:nelをパラパラと読みなおしていて、初めて赤ちゃんを産んで育て始めた夫婦の話が載っていて、
そのママが、今まで切り捨てごめんだった自分の人生だけど、子供を育て始めて、大切なものができたら、
簡単に切り捨てごめんってできなくなったなぁ、っていうようなことを語るシーンがあって、
なんだかそれもちょっとこの「くまとやまねこ」に通じているような気がしました。
(2004.09.01 vol.9でした)
大切なものや人がいるって幸せなこと。