小さな世界に流れる無限の時間

最近、映画や友人におすすめしてもらった映像をちょこちょこ見ています。


つみきのいえ

つみきのいえ (pieces of love Vol.1) [DVD]

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短いアニメーションなのですが、見終わったあとも、目の裏にその世界が
ぼんやりと残って、また最初から見たくなるような、
切なくも暖かい時間が流れています。


描かれているのは、本当に小さな世界です。
架空の、小さな小さな、ひっそりとした世界。
でも、そこに暮らす人々の、ご飯を食べる姿や、眠りにつく様子、
家族との思い出が一つ一つ丁寧に描かれていて、
いつまでもその世界の時間感覚が体から抜けないような、
そんな映像でした。


絵や本、文章、音楽でもそういう感覚にとらわれることがありますが、
映像はより強くその世界に流れる時間にひきこまれ、ひたりきってしまいます。


なんでもない日常の風景を切り取ったものも好きなのですが、
ここまで世界観をしっかり作り込んでいると、感動しないわけにいかないです。


Hちゃん、いい物語をオススメしてくれてありがとう。